ism.kidsとの遊び
2024.10.30更新
「ベビーシッターって何をしてくれるの?」「どんな遊びをしてくれるんだろう?」そんな疑問が浮かんでくる保護者様は、お子様のことをしっかりと考えていますね。
ここでは、私が子どもたちと、どんな遊びをしているのか。その一例をお伝えします。
ベビーシッターってどんな遊びをするの?
大前提として、子どもの年齢や興味にそった遊びを行います。「おままごと」が好きならキッチンや食材のおもちゃを準備したり、3歳以上などであれば、工作をしつつ、おままごとに発展できる教材を準備したりしています。
また、保護者様がキャラクターに頼るのは良くない印象を持たれている場合などは、キャラクターの塗り絵などもお控えさせていただいております。
お子様が夢中になれる遊びを探し、一緒に遊び、楽しく過ごせる環境をつくることが一番大切です。
そのために事前にヒアリングをさせていただいたり、おもちゃや絵本などを多く持参するなどをしています。
具体的にどんな遊びをするの?
では、具体的にどんな遊びをするのか?実際に行っている遊びを例に挙げて紹介します。以下、遊びの事例です。
- 木のおもちゃ(積み木、木琴など)
- 絵本の読み聞かせ(3冊以上)
- 公園などの外遊び
- 散歩
- 虫や葉っぱなどの観察
- 粘土あそび
- 折り紙
- 運動遊び
- ダンス・体操
- 劇ごっこ
- お誕生日会
- 季節の制作
- 絵の具あそび
- 工作あそび
- 塗り絵
- シール貼り
- 手形・足形アート
- 楽器あそび
- プール遊び
基本的に保育園で行っている好きな遊びを、じっくり味わいながら楽しむことが多いです。
じっくり遊ぶことには理由があります。それは、フローといわれる状態が非認知能力を育ててくれるからです。フローとは時間の感覚を忘れて夢中になること。アスリートでいわれるゾーンのことを指します。
フロー状態になると、夢中で楽しみながら「集中力」「観察力」「想像力」「創造性」など今、流行りのプログラミング教育の基礎が身につきます。
もちろん、一番のねらいは、自分で楽しみを見つけられ「今日はこれで遊びたい」と思える主体性を育むことです。非認知能力やプログラミングの基礎などは、おまけのようなもので、一番大切なことは、「自分が何をやりたいか」「そのためにはどうするか」「やりたいことを実行する」この3ステップが幸せの基礎である自己決定をするための活動になります。
「遊び」とは、自己決定を自然におこなえる素晴らしい活動なんですね。
ですから、私はおもちゃを多く準備してお子様に何がやりたいかを確認する作業を必ず行います。もちろん、計画は立てないと時間内で満足できないため、状況によって判断しています。
おすすめの遊びは?
私が個人的におすすめする遊びは下記の3つです。
それぞれ紹介していきます。
木育あそび
木育あそびとは、木のおもちゃや木材、割り箸などで工夫して遊ぶことです。積み木を組み上げる集中力や指先の発達に役立ちます。
それだけではなく、木のおもちゃは無垢な色合いと匂いなど五感を刺激でき、さらには赤ちゃんが口に入れても心配のない塗料や大きさが基準となっているため、非常に安全性が高いのです。
私も木のおもちゃの魅力を知ってからは、多くの子どもたちに使って欲しいとシッターの際は、必ず持参しています。
絵本
絵本は言語理解や言葉の獲得に有効です。しかし、最も良いことは、コミュニケーションが取れることでしょう。大好きな人と空想の世界に共感し、楽しむことで興味が広がります。
興味が広がることが、子どもたちの世界が広がるということです。知識欲が生まれ、本を読むきっかけになるでしょう。
自分で絵本を音読するときの、言葉の遣い方は本当に可愛らしいですね。絵本の読み聞かせのコツなどもいつか紹介できたらと思います。
外遊び
外遊びはなんといっても全身運動ができることが特徴です。子どもは身体が小さいので、身体を大きく使って遊具に登ったり、しゃがみ込んで様々な発見ができます。
現代の子どもたちは運動能力が低下していると聞いたことはありませんか?実際に平成30年からは毎年のように運動機能の低下が見られると報告されています。
保育士をして15年。子どもを見続けた私も、運動機能は低下しているように感じます。
運動する喜びは、部活でのチームプレーや、頑張る力、そして心が強い子どもを育てる双葉のようなものです。楽しく身体を動かすことで、生きる力が身につくと私は思っています。
健康で身体も心も強い子に育って欲しいという願いからおすすめしています。
参照:スポーツ庁「令和4年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査報告書|調査結果の総括」
どんな遊びがいいかは子どもたち次第
私がおすすめしている遊びを紹介しましたが、内発的な子や他のおもちゃに目移りしてします子もいます。しかし、お子様が遊びに飽きてしまっても問題ありません。
お子様が「今」一番したい遊びこそが必要な遊びなのです。
違う遊びがしたい気持ちを大切にしながら、お子様自身がやりたい遊びを見つけるお手伝いをしたいと考えています。
さあ!ベビーシッターとたくさん遊びましょう。